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バリアフリー~ちょっとした工夫と思いやり~_

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バリアフリー~ちょっとした工夫と思いやり~_

当社はユニバーサルデザインを採用し、バリアフリーを実現しています。また社員のちょっとしたアイデアで障がいのある人が使いやすいように随所で工夫されています。

一例として

・自販機や冷蔵庫に吸盤式の取手を付ける。(ドアを開けやすくする)
・エアコンや電気のスイッチは車いす利用者の高さに合わせて設置。
・会議室のレイアウトは車いす利用者の動線を考えて考慮する。
・・・etc

ハード(設備)面での工夫だけでなく、個人で工夫していることもあります。

私は感音性難聴という聴覚障がいがあり、両耳に補聴器を付けています。中途失聴なので手話は使えず、コミュニケーションは口話がメインなので相手の口の動きを読取りながら話している内容を理解しています。
(ちなみに補聴器を付けていても完全に聞こえるのではなく、特定音域を多少補うのが目的です)

そんな私のちょっとした工夫は、仕事の時は基本的に髪を結ぶようにしている事です。なんだそんなこと・・・と思われるかもしれませんが、実はこれがとても大切なのです。何故なら聴覚障がいは目に見えにくい障がいだからです。

補聴器は耳に着用する為、隠そうと思えば髪をおろして隠すことも出来ます。隠してしまえば一見、障がいが無いように見えるので相手は聞こえるつもりで話していたつもりが、実は全く伝わっていない…ということが多々あり、様々な誤解やトラブルを生んでしまうことも少なくありません。

そんな時に補聴器が見えるように髪を結んでおけば、補聴器が目に入りやすくなるので相手に聴覚障がいを持っている事が伝わりやすいかな…というわけです。隠しておきたい障がいを敢えて伝える事で、誤解やトラブルを未然に防ぐ事が出来ます。

現在はコロナ禍でマスクが必須となり、今まで以上にコミュニケーションの不便さを感じることが多くなりました。髪を結んで見えやすい補聴器に気付いた人は筆談やジェスチャーで伝えてくれる事があり、そんなささやかな思いやりの気持ちがとても嬉しく感じます。

世の中には障がいのある人も、ない人も沢山のバリアが存在します。
「ちょっとした工夫と思いやり」でバリアフリーな世の中が実現するといいなと思います。

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