精神疾患は、糖尿病や高血圧と同じで誰でもかかる可能性があります。
2人に1人は過去1ヶ月間にストレスを感じていて、
生涯を通じて5人に1人は精神疾患にかかるといわれています。
引用参照: https://www.mhlw.go.jp/shingi/2008/04/dl/s0411-7i_0002.pdf
(「こころのバリアフリー宣言(2004年)」第一項目より)
精神疾患により医療機関にかかっている患者数は、近年大幅に増加しており、平成26年は392万人、平成29年では400万人を超えています。内訳としては、多いものから、うつ病、不安障害、統合失調症、認知症などとなっており、 近年においては、うつ病や認知症などの著しい増加がみられます。
(注)
○平成23年の調査では宮城県の一部と福島県を除いています
○この統計は、医療機関に受診している(入院・外来を含む)患者数を推計したものです。ここでの精神疾患には、ICD-10で「精神及び行動の障害」に分類されるもののほか、てんかん・アルツハイマー病を含みます。
○この患者数の総計と、各疾患群の患者数は別に計算しているため、一致しません。
○各分類の、ICD-10に基づく正確な分類は以下の通りです。
認知症(血管性など):血管性及び詳細不明の認知症
認知症(アルツハイマー病):アルツハイマー病
統合失調症など:統合失調症、統合失調症型障害及び妄想性障害
うつ病など:気分[感情]障害(双極性障害を含む)
不安障害など:神経症性障害、ストレス関連障害及び身体表現性障害
薬物・アルコール依存症など:精神作用物質使用による精神及び行動の障害
その他:そのほかの精神及び行動の障害
精神疾患を有する入院患者数は、15 年前と比べおおよそ9 割(平成14 年:約34.5 万人→平成29年:約30.2 万人)に減少しているが、疾病別にみると、認知症(アルツハイマー病)が15 年前と比べ約2.6 倍に増加しています。
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