1%の長所を見出す「眼力」と多少のことには動じない「胆力」を持ちましょう。
心や身体に障がいがある人も、ない人も、人には誰にでも得意・不得意、向き・不向きがあります。
そして誰にでも、周囲から「認められたい」「ほめられたい」気持ちがあります。
出来ないところを見るのではなく、なにが出来ているかを見ること。
少しずつでも、ゆっくりでも、出来るようになっていくその変化をしっかりと見出していけるか…。
そしてその「出来ているところ」「出来るようになったところ」を丁寧にフィードバックしてあげてください。
そのあとで、必要な場合に「もうちょっと頑張ってほしいところ」や「気を付けてほしいところ」を伝えてあげましょう。
こと、心や身体に何らかの障がいがある人は「自分は役に立っているんだろうか」「ここにいていいんだろうか」という不安に陥りやすい傾向にある(=「自己効用感・自己肯定感が低い)と言われることもあります。
また、かつてダメージを負ったことで、挫折した気持ちを多少なりとも味わった人が多いのも事実です。
「打たれ強い」人の方が少ないのかもしれません。
「仕事」ですから、ミスは許されない、改善していかねばならない、それは事実ですし「正しい(と思う)こと」を伝えてゆくことはとても大事です。
でも、そこで働くのは機械ではなく、感情を持った人間です。
共に働く人、みんな同様です。
管理・指導する人も同僚の人も、ついうっかりのひと言やメールの一行で想定外の事態を招かないように、ほんの少しだけ立ち止まってから、言葉を発してみませんか?
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