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就業上の留意点

1%の長所を見出す「眼力」と多少のことには動じない「胆力」を持ちましょう。

心や身体に障がいがある人も、ない人も、人には誰にでも得意・不得意、向き・不向きがあります。
そして誰にでも、周囲から「認められたい」「ほめられたい」気持ちがあります。

出来ないところを見るのではなく、なにが出来ているかを見ること。
少しずつでも、ゆっくりでも、出来るようになっていくその変化をしっかりと見出していけるか…。
そしてその「出来ているところ」「出来るようになったところ」を丁寧にフィードバックしてあげてください。
そのあとで、必要な場合に「もうちょっと頑張ってほしいところ」や「気を付けてほしいところ」を伝えてあげましょう。

こと、心や身体に何らかの障がいがある人は「自分は役に立っているんだろうか」「ここにいていいんだろうか」という不安に陥りやすい傾向にある(=「自己効用感・自己肯定感が低い)と言われることもあります。

また、かつてダメージを負ったことで、挫折した気持ちを多少なりとも味わった人が多いのも事実です。
「打たれ強い」人の方が少ないのかもしれません。

「仕事」ですから、ミスは許されない、改善していかねばならない、それは事実ですし「正しい(と思う)こと」を伝えてゆくことはとても大事です。

でも、そこで働くのは機械ではなく、感情を持った人間です。
共に働く人、みんな同様です。

管理・指導する人も同僚の人も、ついうっかりのひと言やメールの一行で想定外の事態を招かないように、ほんの少しだけ立ち止まってから、言葉を発してみませんか?

障がいのある方の就労上の留意点

 
障がいに由来してどんな特性があり、どのようなタイプの業務内容が得意ないし不得意かをたずねること
体制づくり:相談や指導・支援の担当者を決める
定期的な面談(「いつでも相談してください」では本人は相談しにくい)
指導者・支援者を支援する仕組みも考える。自身の仕事を持ちながらの指導・支援は並大抵ではない
複数存在する場合には、互いの部署での対応方法の共有、情報交換。
経営陣による、指導者・支援者への承認・ねぎらい・直接対話など(人事考課にも反映)
毎朝の体調確認(体調変化に早めに気づける)
業務分析と細分化
ビジュアルに富むマニュアルの作成(写真、図、表、チャート)と業務の細分化とステップアップ
具体的で、明確な、混乱の余地のないルールの作成。判断に迷わないように。
業務日誌などでの作業の振り返り、障がい特性による弱みの補填、工夫して改善する継続的努力
安定就労のためには・・・配慮はするが、特別扱いはしない
  • 責任ある仕事を、個人のノルマでなく、チーム単位にソフトなプレッシャー→出社する動機付け。
  • あせらない(スケジュールに余裕を持たせて仕事を依頼)、あきらめない。
  • 小さなステップアップでも、評価する、褒める→長期的なモチベーションに。
  • 企業人としてのマナーと意識(福祉施設時代の「利用者」意識から「従業員」への意識転換)。

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