メンタル不調を防ぐ考え方のヒント

性格は十人十色ですが、特に日本人は不安や心配等のネガティブな性格傾向にあるというデータがあります。
そもそも、原始時代より人間のDNAに危険を回避するために備わっているものでもありますが、過度になってしまうと心身共に疲弊してしまいます。早期に察知することが予防するうえで重要です。日常生活への支障が継続して続くような場合は、病院で治療が必要な可能性もあります。
ここでは不安、心配等を過度に抱えやすくネガティブになりがちな方に、メンタル不調を克服する考え方のヒントをご紹介します。
・自分を素直に受容してみる:あるがままの自分の性格傾向を受け入れてみる。
(表に出せない感情を気持ちの中でまで否定してしまうと、自責の念になり逆に苦しくなることも)
・解決策を考える:解決できそうなことは解決策を考え、未来への不安を軽減する。
・最悪を想定してみる:あえてもっと最悪の状況をイメージしてみると今の状態の良さに気づく。
・楽観的に考える:「これでいいのだ」とバカボンのパパみたいになってみる。何もかも楽観的では困りますが、失敗しても気持ちを切り替えて引きずらないことが大切。完璧を求めるのであれば最低ラインを決めることが、自分を守ることにもつながる。
・客観視(メタ認知):書いたり、声に出してみる。
・笑顔:表情が感情に結びついている(参考:顔面フィードバック説)笑顔が難しければ、柔らかい表情を意識してみる。
・人に頼る:一人で抱えこまない。ストレスに強い人は頼ることも上手。職場の環境調整が必要な可能性もある。
・相談できる環境を整える:感情や本音を表現する場を作り、日頃から話しやすい環境を作っておく。
・ストレスコーピング:気分転換の方法を沢山持つ。オンとオフで環境を変える。
・体を動かす:なるべく同じ姿勢を取り続けないようにする(ラジオ体操はお勧め)
・リフレーミング:物事や出来事を、短所と捉えず長所に置き換えポジティブに捉え直す手法。
例「自分はダメだ」→「次の為に良い経験をした」等。
・働く意味を考える:食べる為の仕事、好きな仕事、信念のある仕事。考え方は多様ですが、いずれも素晴らしく価値がある。
・生活習慣を整える:睡眠、食事等。良い出来事(旅行、恋愛、出世等)があってもストレスを受ける事がある為、不調がある場合は生活を振り返ってみる。
働く場での理想は一定の責任や向上心を持ちながら日々努力し、目標を計画的に実践することです。その為にも上司から適切な管理を受け、できるだけ心身ともに良い状態でいることが大切です。日々のセルフケア等も意識しつつ、この夏の猛暑を乗り切りましょう。