「健康診断について」
会社の健康診断は事業者側には実施義務、労働者にも受診義務があります。健診は生活習慣病を初め、
病気の早期発見・早期治療は勿論、病気そのものを予防する事を目的に実施していますので、健診を
受けただけにならないように、自分自身も健診結果を十分に活かしていきたいと思っています。
「要治療」「要精査」「要再検査」の指示に従うことは勿論のこと、もし保健指導が必要となっていれば、
是非、生活習慣の改善に取り組む事をお勧めします。
健診日の間近になって、急に生活習慣を整えて健診に挑もうとする方は、それが健康管理の第一歩に
なるのでしたら有効になるかと思いますが、日々の継続した健康管理が大切ですので、自身も気をつけ
ていきたいと思います。
そこでご参考までに「全国健康保険協会」の健診の活用ポイントをご紹介します。
1.検査数値の経年変化を見る
各検査項目の数値が過去からどのように推移しているかをチェックして変化を確認。
また健診結果はファイルに綴じるなどして保管しておきましよう。
2.動脈硬化のリスクの重複をチェック
検査項目を1つずつ見るのではなく、複合的に検査項目の結果を見て、肥満・高血糖・高血圧・脂質
異常などの動脈硬化リスクが重複していないか否かもチェック。
3.検査数値の原因を自分なりに振り返る
検査結果が良かった人も、良くなかった人も、なぜ良かったのか、なぜ悪かったのかの原因を自分の
生活習慣から見つけましょう。
4.生活習慣の改善効果をみる目安にもなります。これまでの努力の効果を確認し、あらためて医師や
保健師に相談するきっかけになります。
5.「早期発見、早期治療」のチャンス!
要精密、要治療と診断された方は、なるべく早く医療機関へ受診しましょう。
健診結果の内容を覚えていない方は再度結果をご確認いただき、ご自身の健康増進の為にも是非、健康
診断を活用しましょう。