不自由な身体で、ちょっとだけ元気に生きていく。

私は脳性麻痺による四肢麻痺で、手足が不自由で歩けません。
移動手段は車椅子(手動と電動)と、そして時々自動車。(年数経ちますが、かわいくて手放せません。)
障害の程度は割と重度な方だと思いますが、ヘルパーさんと、バリアフリーの居住空間のおかげでこんな私でもひとり暮らしができていますので、この点については有難いことだと思っています。
日常の動作(身支度や移動など)に時間がかかるので、24時間じゃ足りないなぁと毎日思いますが、それでもまだ自力でなんとかできているので、これを少しでも長く維持することが今の私の目標です。
今の職場は、車椅子利用の私には良い環境だと思います。
私のような身体障害以外にも知的障害や発達障害、視覚障害、聴覚障害など様々な障害のある人が働いています。
そんな多種多様な人がいる職場なので、それぞれが働きやすい環境を工夫し、また声を発信していくことが重要だと思います。
そうしてこの会社内が上手く共存、共生し合えれば、やがて社会全体もそうなっていくのではないかと思っています。
今は障害のことについてインターネット等で様々な情報を知ることができます。
でもいざ、目の当たりにすると戸惑ったり、対応に困るかもしれません。
そんな時はとりあえず、まず否定しない、拒絶しない、という姿勢でありたいと私自身も思っています。(お互い様です)
私にもこの脳性麻痺に対して理解してほしいこと、そしてできれば手を貸してほしいことがあります。
向き合う、と言ったら大げさかもしれませんが、どこかにそういう気持ちを留め置いて人と接する。これで良いのでは?と思いつつ、これからも自分の言うことを聞いてくれないこの不自由な体にイライラしながらも健康で元気に、そして私が周りに助けられているように私も何かしらでお役に立てたら、そんな事を考える今日この頃です。