最近は障がいのある方が働く福祉就労の現場で、おしゃれで付加価値の高い製品を生み出しているところが増えているのをご存じでしょうか。これまでも美味しいパンやクッキー、かわいらしい手芸品を作っているところは多くありましたが、ハムやソーセージ、スイーツからお酒まで、品質やデザインにこだわって作られる製品が増えてきています。それらを見つけてはお取り寄せをしたり、お店を訪問したりするのが私の小さな趣味です。
知的障がいのある方たちがショコラティエとして多く働く、ショコラトリーは全国展開していて、とても有名ですよね。見た目も美しく、味も素晴らしいチョコレートは百貨店にも出店されています。
都内ではとてもいい香りが漂う中、障がいのある方がバリスタや焙煎士として活躍するロースタリーカフェもあり、美味しいハンドドリップコーヒーを頂けます。
そして最近、関西に引っ越したのですが、古い倉庫を改装してつくられた、観葉植物のショップが併設されている、美味しいスープを出してくれるカフェも近所で発見して、家族でランチする計画を立てています。
更に私が楽しみにしているのは、障がいのある人たちがクラフトビールをつくっている、ブリュワリーをめぐることです。ポップなラベルが有名なクラフトビールや下町の長屋を改築してレストランを併設しているブリュワリーもあります。自閉症や発達障害の方が多く働く醸造所や、そして何と！地域医療で有名な精神科のDr.が立ち上げた、ブリュワリーもあります。どこも、障がいのある人が活き活きと働いていると聞きます。
そもそも、福祉就労でビールを作ろうという発想に至った方たちを尊敬してやみません！（こんなにビール好きなのに、なんで自分がその発想に至らなかったのか！）「すきなもの（ビール）」を仕事にできるなんて、うらやましいなあと思いながら、次のお休みの訪問が待ち遠しいです。