「もう一つの太陽の家」

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 山梨県甲府市、湯村温泉郷近くの山の中腹に、もう一つの太陽の家「社会福祉法人山梨太陽の家(あずま太陽の家)」がある事をご存じだろうか。
創設者は障がい児の母でもある元支援学校教諭の井出たけ子さん。(私をこの会社で働く事のきっかけとなった太陽の家へ送り込んだ張本人でもある。)
井出さんは、「ゆりかごから墓場まで」を自身のモットーとして、障がい児や、その家族が生まれてから死ぬまで保障される福祉を目指し、県や国に重度障かい者のための制度改定や要望を積極的に陳情・実現し生涯を捧げてきた人物であるが、40数年前に別府の太陽の家を訪れ、柵のない福祉施設と銀行からスーパーマーケット、福祉工場が一体化した亀川の町の風景に衝撃を受け、中村先生に「私も山梨に太陽の家を作る」と約束し、教員生活を終えた退職金と自身の財を投じて中村先生との約束を果たし、山梨太陽の家を開設した。
創立20周年記念式典の時に井出さんにお会いした時、出来れば太陽の家グループの1つになりたかった事、中村先生との再会が出来なかったので、せめて中村夫人にお会いしたかった事など、希望されていた事のお手伝いが出来なかった事が、私にとって今でも心の奥底に引っかかっている。(井出さんは2019年山梨太陽の家発展の中永眠された。)

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